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zoom RSS ノルウェー・エリート男子のダブルポール・トレーニング

<<   作成日時 : 2016/10/02 12:13   >>

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W杯参戦選手にとっては、2016-2017シーズンインまで残すところほぼ1ヵ月半、国内の学生選手にとっては約2ヵ月半となったこのタイミングでのFIS による CL ポールの長さ制限ルール変更が、世界中で物議を醸している。


新しいポールの長さ制限は、CLの全走法(テクニック)に影響を与える可能性があるが、多くの選手が最も懸念しているのは DPだろう。パワフルに効率良くDPを滑る一助として、長めのポールが多くのトップアスリートの間で使用される様になった理由の1つがペンドラム効果。ポールが長ければ長いほど、スウィング幅が短いポールより大きく、その幅が発するエネルギー(勢い、加速力、バネ等)も大きくなる為、的確に長いポールを使えれば有利になると言うことだからだ。


多くの選手が長めのポールを使用する様になり、DPのトレーニングにかなりの時間を割くようになってきている。だからこそ、この度のポールのルール変更には、選手達も敏感にならざるをえない。


例をあげると、強豪国ノルウェーの多くの男子選手は、トレーニング全体の6割をDPに充て、残りの4割をその他のCL 走法、ラン、SK等に充てていると言われる。


この7月に2週間の日程で、アメリカの スプリンター、Andy Newell がノルウェーの Lillehammer を拠点に活動する、スキー仲間のノルウェー人選手を訪ね、合同トレーニングを行って来た。Newell がノルウェーを訪れた最大の目的は、強豪国ノルウェーの選手が日頃どの様なDPのトレーニングを行っているか、自身の目で確かめ体感することだったと言う。


彼が強豪国ノルウェーで体感してきたノルウェー男子のトレーニングは、スタジアム内のローラースキートラックで行う、Level 4 (Vo2Max まで追い込むレベル) のインターバルセッション、スケーティングのスピード・セッション、急な下りを含む、つづら折りの山道での3〜4時間のスケーティング持久走、3時間のDPの持久走、上り坂でのDPのインターバルと、日頃、米国男子選手が行っている内容と大きな違いは無かったそうだが、滞在期間中でもあからさまに、ノルウェー選手がDPに比重を置いたトレーニングを行っていることに気付いたと言う(注:今回Newellが合同トレーニングを共にしたノルウェーの選手は、スプリンターの選手とロング・マラソンのプロ選手。トレーニング内容は、オールラウンダーの選手と若干異なる)。

そんな中で、元スプリンターで、Team United Bakeries を離れ、自ら結成したTeam BN Bankでプロのロング・マラソンレーサとして活動するOystein Petterson と、他数名の選手との、「ノンストップ DP インターバル」トレーニングが有益だった、とNewell。



以下が「ノンストップ DP インターバル」トレーニングの具体的な実施方法:


トレーニング実施場所:
5 kmの周回が可能なローラースキーのコース(日本国内のローラースキー専用コースはせいぜい1周 2 km 程度なので、コースを実力や目的に合わせて2〜3周すると良い)。

トレーニングパートナー: 5〜6人が好ましい


全員でウオーミングアップ後、一斉スタートをする。スタート直後から45秒間ひたすらマックスに近い勢いで押しまくり、先頭は選手間で交代しながら引っ張り合う。次に15秒間スローペースでリカバリー、この時にグループのかたまりから脱落した者は、グループに必ず戻って、次のインターバルを全員で同時に開始することが重要。この流れを30分間継続する。スプリントのスピード・トレーニングになると同時に、マス・スタートのディスタンス・レースに類似しており、高速化やレース中のペースの揺さぶりの対応に効果的。このトレーニングの最後は、オール・アウトまで追い込むこと。



(この様なハードセッションの頻度は、米国の Cross Country Skier The Journal of Nordic Skiing によると、1週間に1回が望ましいとのこと)




気が付けば10月。



これからは更に慎重なコンディショニング、トレーニングが求められる。




News sourced from fasterskier.com

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