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zoom RSS Salmon のNNN対応ニューブーツとビンディングは今秋販売予定

<<   作成日時 : 2016/01/14 11:23   >>

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今年の1月1日付けで、Salmon がクロスカントリースキー用ニューブーツとビンディングシステムを公表した。新システムはProlinkと言う。既にW杯サーキットでは使用している選手の姿もちらほら。


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Photo: Courtsey of (R) Katy Demong /SkiTrax
左側がSNS ブーツの裏、右側がNNN対応 Prolink ブーツの裏
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今月11日に、米国 Utah 州にある Jeremy Ranch Nordic Center で Salmon の2016-2017シーズンモデル展示会が行なわれ、具体的な新商品の特徴が分かってきたので、ここに紹介したい。


SNSは引き続き販売が継続され、それと平行してNNN にも対応可能なProlinkが、今秋より販売予定だ。Salmon とAtomic は Amer Sportsの傘下にある企業で、NSN ビンディングシステムを採用しているのに対し、それ以外の Fischer, Rossignol, Madshus, Alpina はRottefella のNNN ビンディングシステムを採用してきている。


例えば、クロスカントリースキー初心者が初めてブーツを購入する際、本来なら「どの様な履き心地のブーツが良いか」と聞かれるべきところ、今までは真っ先に質問されるのが、ビンディングの種類だった、とSalmon。


アルペンではビンディングが統一されており、いたってシンプルだが、クロスカントリースキーでは2種類のビンディングシステムがあり、初心者にとってはとっかかりが複雑で分かり難く、又、選手もビンディングに縛られ、履き心地や、選手それぞれにあったブーツの性能を最優先して選択できない状況を打破して行きたいとしている。


実際のところ、以前は業界で圧倒的なシェアを誇っていたSalmonだが、2005年にNNNのNISシステムの販売が始まり、特に2007年にはノルディックスキーの最大手 Fischer がNNNシステムに完全移行をしたことで、北米では中西部を除き業績は低迷。皮肉な物の見方をすると、NNN対応の新システム ProlinkはSalmon にとっては起死回生につながる、今後の業績を左右する商品と言えるだろう。


今秋から、ブーツは Escape Touring からトップモデルの S-Lab Pro までフルラインで、ブーツのソールを NSNか、NNN 対応 Prolinkにするか、購入時に二択が可能となる。


又、現在 NNN のビンディングユーザーは、Salmon のブーツを Prolink のソールにすることでビンディングを変えずに、今まで履けなかった Salmon のブーツも購入対象になりえると言う事だ。


又、Prolink は単純にライバルメーカー Rottefella のビンディングを真似た訳ではなく、重心が低く、軽量で、パワフルだ、と Salmon の担当者からのコメントだ。


以下の写真を見ると、SNS対応ブーツのソールはアーチが高く、Prolinkのブーツはかなり低い。偏平足の多い日本人にとっては、後者が履き易いと感じる人もいるかもしれない。



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Photo: Courtesy of (R) Katy Demong / SkiTrax
SNS対応のThe Skate Lab Pro Boots
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Photo: Courtesy of (R) Katy Demong / SkiTrax
NNN対応 Prolinkの The skate Lab Pro Boots
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Salmon の説明では、Prolink ビンディングシステムは:



・Rottefellaの NNNや、Salmon のSNSシステムと比較しても雪面の感触が伝わり易い(※ SNSは通常 Salmonの底が厚めのブーツに採用されているため)。


・NIS-NNN ビンディングシステムの様に前後への調整は出来ないが、アーチが低いことで NNN の足底のフラット感と前傾ポジションを実現。


・SNS と同じドリルパターン。


・足底を2本のバー(棒/ピン)で滑走時の安定感を実現している SNS だが、(1本のバー(棒/ピン)で支えるNNN 対応 Prolink は)ブーツを「硬め」に作ることで安定感を実現 (Salmon の話ではSNS, Prolink にかかわらず、全ブーツを今後は「硬め」に作るとしている)。



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Photo: Courtsey of (R) Katy Demong / SkiTrax
Prolink ビンディングシステム
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足底の2本のバー(棒/ピン)が特徴のSNSは、スキーとのコンタクト・ポイントがNNNの1本のバー(棒/ピン)と比べて多いことで、特にダウンヒルや急カーブで高いスキーの操作性を発揮すると言われており、SNSを指示する根強いユーザーもいることから、SalmonはSNS の販売を当分は存続するとしているが、今後は市場の動きを見ながら・・・と言うことらしい。



米国のNordic Ski ネット情報誌:SkiTrax の Katy Demong が、実際にSNS とProlink 両方のビンディングシステムとそれぞれに対応したブーツを試履き、試走し以下の様な感想を述べている:



SK の場合:


・2つのビンディングシステム(とそれぞれに対応したブーツ)の微妙な違いは、硬めでアイスバーンに近いコース状況で分かり易い。


・ダウンヒルを下ると、やはりSNSは安定感があり、カーブでのステップ・ターンがし易い。


・平地をV2 (日本で言うスーパースケーティング)で暫く滑走すると、スキーと(ブーツの)ソールの一体感がより強い、 Prolink の軽さを実感する。


・特に上り坂では、(ブーツの)ソールがより柔軟性のある Prolink が滑り易いと感じる。



CLの場合:


・特に急激な気温の上昇で、カッターが崩れたコースコンディションの際、柔軟性のある Prolink 対応のブーツの方が微妙な雪面の変化にキックもグライドゾーンも、対応し易いと感じる。



Katy Demong の個人的な意見では、SKはよりコントロールの効くSNS ビンディングシステムを、CLは雪面をより敏感に感じられ、柔軟に対応が出来る Prolink ビンディングが、好ましく感じられたとのこと。



ユーザーには個体差が有り、各人に合う用具も道具も千差万別である。実際に自分自身で試して、自身の強味を引き出し、弱味を軽減してくれ、使い心地が良い物を選択することが最も重要なことは、言うまでも無い。


最後に、Salmon のライバルで、NNNビンディングシステムを率いるRottefellaが、NNN対応 Prolink に対して、既に不快感を示しており、今後訴訟も辞さない構えであることに、一応触れておく。






News sourced from SkiTrax

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