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zoom RSS 酸素マスク装着でレース出走を認める FIS の不思議

<<   作成日時 : 2016/01/12 21:35   >>

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昨秋イタリアの 標高3000m にある、Val Senales の氷河で合宿中だったフィンランド・ナショナルチームが、異様な出で立ちでスキー練習を行ない、同所で合宿中だった他国のナショナルチームは勿論、メディアの注目を集めていた。


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Photo: Video Clip from NRK
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スターウォーズばりの酸素マスクは、選手の口と鼻を覆い、タンクを背中に背負うタイプ。そして、驚くべきことにFISはこの酸素マスク装着を、トレーニング中は勿論、レースでも認めると言う。理由は、現在のFISルールで具体的な規則が定められていない為だ。


アスリートのフィジカル・パフォーマンスについて論文を発表している、The Norwegian School of Sport Sciences の Hans Kristian Stadheim 博士は、既に科学的研究において酸素が追加供給されることで、「特に高いレベル」でトレーニングを積んだアスリートの運動効率を向上させることが証明されており、酸素マスクの使用は、ある種のドーピング行為に類似し認められるべきではない、と懸念を示している。


ノルウェーの元ナショナルメンバーで、現在はロングマラソンのエリートスキーヤー、Fredrik Auklandも、酸素タンクはスポーツ界にあってはならないもの、としている。


実は、つい先日のTour de Ski (TDS)開催中に、フィンランドチームが、FISに対し、酸素マスクをTDSで使用して良いかどうか念の為の確認がなされた、とスウェーデンの新聞社"Expressen"が報じている。"Expressen"がFISにその真相を確認したところ、確かに現行のルールでは認められる、とアンチ・ドーピングのFIS 担当者、Sarah Fussek が答えたそうだ。


フィンランド・ナショナルチームは、まだ十分なテストが行なわれておらず、直近のレースでの酸素マスクの装着は考えていない、と言うが2019年の世界選手兼 (WSC)では、アスリートが実際に装着する可能性を示唆した。


酸素マスク装着が認められると言うことは、いずれアスリートの中にターボエンジンを背負ってレースを出走する者も現れるのではないか・・・!?と皮肉混じりのコメントをする関係者や、そもそも、フィンランドチームの酸素マスクは、ただのジョークだと思っていた、と漏らす関係者も多いようだ。


本来なら一般常識で、物事の判断が簡単に行えそうなこんな事案が、規則に縛られ、違法行為にならないと言う不思議・・・。


果たして、フィランド選手がレースで酸素マスクを装着して走る姿を、本当に見る日が来るのだろうか・・・。そして他国選手の今後の対応は・・・?


News sourced from NRK


2016年6月13日付け最新情報:

2016年6月初旬にメキシコのCancunで行われたFIS会議において、FISカレンダーに記載されているW杯を含む全レースでの酸素タンク及びマスクの使用が禁止に。


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